生活習慣病とは何か
生活習慣病とはどのような病気か、基本的な知識を紹介します。質の悪い生活習慣を続けることで生活習慣病を発病します。生活習慣病は命にかかわる病気です。事実、生活習慣病が原因で亡くなる人は少なくありません。また、病気になりやすい高齢者の数が増えてきたことから、近年は増加傾向にあるようです。成人が発病する病気のイメージが強いですが、乱れた生活習慣を続けていれば子どもでも発病しますので、若いうちから対策が必要です。
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どのような病気なのか
乱れた生活習慣を続けることで発病するのが生活習慣病です。本人の自覚症状がないまま進行するケースが多く、「サイレントキラー」と呼ばれています。主な症状は「高脂血症」「高血圧」「糖尿病」です。単独で発症することもありますが、複数の症状が重なることで重症化のリスクが高まります。生活習慣病を引き起こすメタボリックシンドロームは、特に中年男性に多くみられます。重度の生活習慣病は心臓や血管に甚大な損害を与えるため、命を落とす危険性があります。
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近年は増加傾向にある
現代的な生活習慣が浸透し、それに比例する形で生活習慣病患者が増加しています。厚生労働省の発表によると、糖尿病が強く疑われる成人患者は全国で1000万人以上います。また、可能性を否定できない予備軍も1000万人いるとされているため、生活習慣の改善による予防や、重症化を防ぐための措置が強く求められています。特に、高齢化が進んだ影響で高齢者の患者が増えています。在宅医療が推し進められていることから、在宅医療を受けながら生活習慣病の治療を行える環境の整備が求められます。
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子どもでも発病するリスクがある
生活習慣病は子どもでも発病します。小さいうちから不規則な生活や不摂生な食事を続けていると、小児期メタボリックシンドロームに陥ります。また、小児期に発病していなくとも、バランスの悪い生活習慣を続けることで成人になってから発病するリスクが高くなります。肥満体質になるかどうかは3歳までに決まります。頻繁にお菓子を食べ、就寝時間が遅い生活を続けると肥満体質になります。また、「朝食を抜く」「運動をしない」「ストレスが多い」などの生活習慣もよくありません。
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