ニーズが高まる生活習慣病クリニック

看護師として生活習慣の改善指導を行うために

生活習慣の改善

生活習慣病の予防・治療において真っ先に取り組むべきなのが、生活習慣の改善です。処方される薬を飲むだけでは生活習慣病は治りません。食生活や運動の習慣を見直すことで回復していきます。どのような点に注意しながら日々の生活を送ればいいのかを紹介していきます。

生活習慣の改善

正しい食習慣

正しい食習慣

糖尿病や高血圧は食事の影響を大きく受けるため、正しい食習慣を身につける必要があります。不安な人は普段の食事を振り返ってみましょう。
まず、悪い例を紹介します。1つ目は「野菜不足」です。野菜にはビタミンやミネラルが含まれているため、野菜が不足すると代謝に必要なエネルギーが足りなくなります。また、糖質の吸収を抑える食物繊維が不足すると高血糖になります。カリウムを多く含む野菜には、高血圧を防ぐ効果があります。「塩分の過剰摂取」にも注意してください。特に、外食や加工品を食べることが多い人は注意です。塩分を摂取し過ぎると、塩分濃度が高くなり高血圧を招きます。「朝食を抜く」ことも身体に悪影響です。朝食を抜いた結果、昼食や夕食の量が多くなり、内臓への負担が大きくなります。「カロリーの過剰摂取」と「早食い」もよくありません。カロリー過多は肥満の原因になり、早食いは消化吸収力の低下を招きます。「飲酒量が多い」人も注意してください。過剰な飲酒は自律神経を刺激して高血糖や高血圧を招きます。
次に、正しい食習慣を紹介します。まずは、「バランスのいい食事」であることが大切です。メインのおかずに加え、汁物やサラダを用意しましょう。1食ごとに揃えるのが難しいのであれば、1日のうちにバランスを保てるように食事内容を考えてください。また、「カロリーを摂取し過ぎない」ことも重要です。いわゆる、腹八分目を意識しましょう。「よく噛む」ことも忘れないでください。

運動を取り入れる

運動を取り入れる

食生活の改善と同時に、日常生活の中に運動を取り入れてください。長期的な運動習慣を身につける必要があるので、運動強度の低いウォーキングやランニングから始めるといいでしょう。ウォーキングは歩幅を広くして両手をしっかり振りながら歩くと効果的です。頻度としては、少なくとも週2回以上が求められます。運動をするタイミングとして最も効果的なのは夕食後です。加えて、普段から階段を使うようにしたり、1駅前で下車して徒歩で帰宅するなどの工夫も求められます。

タバコを吸う人は禁煙

タバコを吸う人は禁煙

タバコを吸っている人は、禁煙が必要です。タバコは生活習慣病のリスクを高めます。禁煙することで心臓病や脳卒中のリスクが減り、自律神経が安定します。また、副流煙による周囲への影響も抑えられます。

生活習慣病の実態

生活習慣病の基本的な知識や、生活習慣病クリニックで働く看護師の仕事内容を紹介します。生活習慣病治療に携わりたい看護師は、当サイトの情報を参考にしてください。当サイトの内容に関して、ご意見・ご質問などございましたら、こちらからご連絡くださいますようお願いいたします。

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